女性の薬局経営者であるO様。
後継者がおらず、先行きを心配されていましたが、事業承継によって薬局を継続できることを知り、調剤薬局のご支援が豊富である弊社のホームページをご覧くださり、お問い合わせをくださいました。
O様は「薬局を高く買ってくれる人を探しているのではありません」とのこと。
O様の〝本当の願い〟とは…。

■抱えておられた課題

薬学部を卒業後、とある薬局に勤務しておられたO様は、20年前、その薬局からのれんわけによって独立開業されました。しかし、後継者がおらず、60歳を過ぎたのを機に事業承継を考えるようになったそうです。
最初にお会いしたとき、O様がこんなふうにおっしゃっていたのが印象的でした。
「私は高値で譲渡したいわけではありません。大切に経営してきた薬局を、これからも守り継いでくれる人に譲りたいんです」。
そんなO様の願いを、ぜひとも叶えたいと思いました。

■解決のポイント

O様のご希望を叶えるためには、まずたくさんの候補者と会っていただくのがベストだと考えました。
そこで、譲渡先の候補者と顔合わせする「トップ面談」で、通常３社のところを、６社の方と会っていただきました。
候補者の方々は、地元に根ざした薬局から大手薬局までさまざま。O様の価値観に合う譲渡先を見つけることが重要でした。
面談の結果、O様が選ばれたのは、20店舗を経営する中堅の薬局チェーン様でした。
とてもアットホームな会社で、面談には経営者ご夫妻がお見えになりました。
O様は「社員思いのこの会社なら、自分の薬局を安心して譲渡できる」と思われたそうです。

■成約

薬局の譲渡を望んでおられたO様ですが、自分もまだまだ現役で活躍したいというニーズをお持ちでした。
承継先の経営者と、処遇、働き方、雇用条件などを話し合っていただいた結果、すべてO様のご希望通りの条件で折り合うことができました。
薬局に来られるお客様のために設置した熱帯魚の水槽も、そのまま残してくださることに。
非常に満足度の高い譲渡となりました。

エリア

東京都西東京市

事業形態

個人

売主様プロフィール

初代（63歳）

店舗数

１店舗

年間売上高

7000万円

月間技術料

220万円